世界設定


世界地図
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世界は四つの大陸と、大小の島々から成る。
世界最大であり、地図の中央に位置するシウテアトル大陸。
シウテアトル大陸の南に位置するウルミル大陸。
シウテアトル大陸の西に位置するテフノヌス大陸。
北方のウエウチャナ大陸。

<シウテアトル大陸>
 世界で最も広大な面積を持つ大陸。
 気候はその土地土地で様々である。
 大陸の中央は世界最大のアルンハイム山脈が通り、また世界最長であるセーヌ河が流れる。
 人種は人間が多いが、沿岸部には河人、海人の集落もある。

 ●主な国家
  光の帝国、ゴルコンタ、ジョコンダ。
  なお、光の帝国内には教皇庁領が存在する。


<ウルミル大陸>
 シウテアトル大陸の南方に位置する大陸。
 大陸のほとんどが深い森に覆われており、多様な生物が生息する。
 巨人達が住んでおり、人間は西のサンギスに僅かに住んでいる。

 ●主な国家
  巨人の王国、サンギス


<テフノヌス大陸>
 西方大陸。
 乾燥した土地で、ほとんどが砂漠に覆われている。
 また、北側は険しい山岳地帯であり、それ故地表にはほとんど日が差さない。
 南側は、多少の森に覆われている。
 人種による差別が少ないため、多数の種族が共に生活している。

 ●主な国家
  マベラス国、グレイス国


<ウエウチャナ大陸>  
 北方大陸。
 日照時間の少ない極寒の土地。
 人が住むのは東側のみであり、西側は神代の時代からあるといわれる石化遺跡が多数ある。
 人種は様々だが、この土地を支配しているのは黒魔術師の女達である。
 大陸の中央には世界の底に繋がるという大穴がある。

 ●主な国家
  黒魔術師の国



創世神話
 地域、人種により多少の差はあるが、『世界の血』と呼ばれる存在が、この世界の創世者である点は一致している。

<全世界で一致している箇所>
『世界の血』の身体により大陸が産まれ、体液により海と川ができた。
 まだ固まっていない大陸からは緩やかに巨人が形作られ、まだ血の色をしていた海からは魚人が産まれた。
 まだ海から遡っていた河からは鱗を持つ人(後の河人、海人と思われる)が産まれた。
 そして『世界の血』は、最後に残った二つの眼から、二人の人を産んだ。
『世界の血』は最後に玉座の一つを作り上げると、自身は石となり眠りについた。
 人々は、この玉座に座った者こそが世界を統べる存在であると言い、挙って玉座の奪い合いを始めた。

 以降の展開は地域、人種によって異なる。

 ●光の帝国における創世神話
 『世界の血』の両目から作られた二人の兄妹は、巨人や魚人、河人や海人から隠れるようにしてひっそりと暮らしていた。
  しかしある時、妹が河人と海人に攫われてしまった。
  兄は妹を取り戻そうとするが、鱗を持ち水の中を泳ぐ河人、海人には敵わない。
  兄は岩となった『世界の血』に祈りを捧げ、自分に力を与えるように願った。
  すると、岩となった『世界の血』は、
 「お前に力を与えよう、人の子よ。その力を持って玉座に座るが良い」
  と言うや否や、粉々に砕け、砕けた破片は兄の身体に深く深く突き刺さった。
  身体中に石が埋め込まれた兄は、しかし同時に不思議な力を得ることになった(魔法の誕生)。
  この力を使い、妹を取り戻した兄であったが、変わり果てた兄の姿に妹は兄を拒絶、兄の元を去っていく。
  妹を失った兄は、しかし『世界の血』に言われた言葉を思い出し、玉座に座るために河人、海人を薙ぎ倒し、
  巨人と魚人を平伏させ、遂には玉座に上り詰めた。

  この兄が、魔石を持つ人間、即ち魔法使いの起こりであり、光の帝国の皇帝は兄の直系であると信じられている。
  なお、兄は何度でも転生するとも信じられており、これが教皇である。


 ●ゴルコンタにおける創世神話
  ゴルコンタの創世神話は、ほぼ光の帝国のものと同じである。
  しかしゴルコンタでは、兄ではなく妹のほうに重点が置かれている。