「なあ、あんた、俺を抱きたいんじゃねぇの。」

  強いアルコールの匂いと共に吐き出された台詞は、サンダウンに頭痛を覚えさせるには十分な効
 果があった。




  アルコールで包んだ戯言






 「よお!」

  いつも以上に陽気な声を掛けられたのは、日はとっぷりと暮れ、乾いた砂地に街明かりが点々と
 落とされた後の事だった。

  久しぶりの、しかも大きめの街。普段のサンダウンなら人目に付く事を避けて立ち寄らないよう
 な街だった。だが、そろそろ必要なものを仕入れなくてはならない時期になっていたため、立ち寄
 らざるを得なかったのだ。
  尤も、この街に辿り着いた時は既に日は傾き、大体の店は閉まっていた。
  かといって他の街を探すだけの余力がない事はどうしようもない事実だ。とりあえず開いている
 店であるだけのものを買い、その他のものは明日、再度この街に来て揃えるか、他の街を探してそ
 こで揃えるかどちらかにしようと決めた。
  だが、どちらの選択肢を選ぶにしても、この街で一晩明かす気にはならない。
  これほど大きな街だ。治安はある程度良いだろうが、同時に自然と人も集まりやすい。そしてそ
 の中には賞金稼ぎも多くいる事だろう。
  火種となる自分を、そんな街の中に長く置いておけるわけがない。

  街から少し外れた場所で夜を明かす。
  そう決めて荷物を愛馬に括りつけた時には、日はもう完全に落ちており、夜特有の喧騒がそこか
 しこの灯から零れ落ちていた。
  声を掛けられたのは、その街の灯に背を向けた時だった。

  楽しそうな笑い含みの声に歩みを止め、思わず溜め息を吐きそうになった。
  振り返るまでもなく声の主が誰であるかは分かっている。もう聞き違える事がないくらいに聞い
 た事のある声である上に、気配で気分が分かるくらいに知りすぎた気配を発しているのだ。
  それでも念のために、肩越しに振り返って見やると、案の定、口元に笑みを湛えたマッドが立っ
 ていた。
  その瞬間、サンダウンは吐きかけていた溜め息を、今度こそ思い切り吐きだした。

  賞金稼ぎも集まりやすい街だろうとは考えていたが、何故こうも人の多い街でこの男が、しかも
 広い街であるにも関わらず自分の前にピンポイントで現れるのか。いつだったかこの男の言った、
 『腐れ縁』という言葉以上の、何か策謀めいたものを感じてしまうのは自分だけか。

  人の集まりやすい――というかマッドがいそうな酒場の前を通った自分の事は棚に上げ、サンダ
 ウンは脳内で陰謀論を展開し始める。
  宇宙の神秘にまで思考を飛ばしかけたサンダウンに、マッドは首を傾げて顔を覗き込む。

 「何しけた面してんだよ。」

  しけた面はいつもか、と続けられた随分と間近で聞こえた声に、サンダウンは宇宙の果てまで飛
 んでいた思考を現実に戻す。その現実では眼前にマッドの顔があって、一歩引きそうになったわけ
 だが。
  サンダウンのその態度に、マッドは口を尖らす。

 「随分な反応じゃねぇか。長い付き合いだってのによ。」

  いや賞金首と賞金稼ぎが間近で顔を突き合わせている時点でおかしいから。
  そう内心で呟いたサンダウンに、マッドはへらりと笑ってみせた。いつものどこか皮肉げな笑み
 ではなく、他意のこもっていない笑み。子供のようなそれを見下ろすと、頬 が僅かに赤味がかっ
 ている事に気付いた。

 「まあ今日のところは見逃してやる。俺は今日気分がいいんでね。」

  強いアルコールの匂いと心底楽しそうな笑みと一緒にそう言って、いつもならもっと自分に絡ん
 でくるところを、マッドはあっさりと背を向けた。
  正しく言うならば、背を向けようとした。
  いつものように軽やかに踵を返そうとした長い脚は、普段の彼からは有り得ない事に、もつれ、
 細身の身体のバランスをあっと言う間に失った。横倒れしようと傾ぐマッドの身体に呆然としなが
 らも、条件反射のように腕を差し出して受け止める。受け止めた身体は、妙にぐんにゃりして熱を
 持っていて。
  次から次へと想定外の事が起こり軽い混乱を起こしそうなサンダウンをよそに、マッドは傾いで
 いる己の身体に眼を瞬かせていたが、すぐにへへっと笑った。
 
 「わりぃ。」

  全然悪いとは思ってない顔だ、それは。
  先程からのマッドの行動を見ていたサンダウンは、混乱しながらも一つの結論を出していた。
  こいつは、酔っ払いだ。

  マッドは決して酒に弱くはない。ざるを通り越して枠だ。
  が、今、マッドの身体から立ち昇るアルコールの匂いと上気した頬と覚束ない足取りと、何より
 も転びそうになったところをサンダウンに受け止められたのに、噛みつかずに笑っていられるあた
 りで、すでに正気ではない事が分かる。
  いまだに腕の中でへらへら笑っているマッドに、サンダウンは酒場の酒を一人で飲み倒す勢いで
 飲んだのだろうと見当をつけた。そんな見当つけたくもなかったが、思いついた事は仕方ない。

 「キッド………。」

  焦点が僅かに合っていない眼でマッドが名前を呼ぶ。
  とりあえず立たせてみたものの、一度倒れた身体は力が抜けてしまったのか、ふらふらとしてい
 る。

 「マッド、何処の宿をとっているんだ。」

  訊くと、マッドは小さく唸ってからだるそうに腕を上げ、宿がある方向を指し示す。
  こんなところにこの酔っ払いを放置しておくわけにはいかない。
  それは、元保安官の血が酔っ払い放置という反社会的な行為を踏みとどまらせたというよりも、
 酔いが覚めたマッドに後々、その事でとやかく言われるのが面倒だったという意識のほうが強かっ
 た。
  半ば引き摺るように、鼻歌交じりのマッドを歩かせる。
  振り返って、何も言わずとも付いてきている愛馬の姿を見て、お前は手がかからないな、と呟い
 た。



  
 マッドがとっている宿は、この街で場末の、安っぽい宿だった。部屋にはベッドが一つある以
 外は、申し訳程度の椅子とテーブルが置いてあるだけだ。要するに普段、自分が使用しているよう
 な宿と大差ない。ただ、厩だけはしっかりとしていた。まあ自分の愛馬にしても、マッドの愛馬―
 ―ディオにしても馬泥棒の心配はほとんどないのだが。
 
  宿に入る前に愛馬を厩に預けた時、そこにいたディオが心配そうに己の主人を見ていた。
  その主人――マッドはやはりへらへらと笑っていた。その様子に、サンダウンは心底、脱力しそ
 うになった。馬にまで心配されてどうする、と。
  その、馬に心配されている主人――マッドを、どうにか彼の部屋にまで引き摺る。
  此処だ此処と嬉しそうに言うマッドを、そうかそうかと相槌を適当に打って部屋の中に押し込ん
 だ。
  子供がいたらこんなものだろうかいやこんなデカイ子供がいる歳ではない、と現実逃避に近い事
 を考えながら、デカイ子供――マッドをベッドに押し込む。
  酔っ払いは寝かすに限る。本能にそう刷り込まれた教えにサンダウンは従い、どこか不服そうな
 顔をしているマッドから帽子を取り去り、粗末なテーブルの上に置く。そして、自分の役目――だ
 とは思いたくもないが――は終わったと判断し、簡素な、自分がいるべきではないその部屋から離
 れようとした。
  薄い木の扉に手を掛けた時、その背にマッドが声をぶつけた。

 「………もう、行くのかよ。」

  酔っ払いの声とは思えないほど固い声に、サンダウンは振り返る。
  ぶつかったのは、熱に濡れて潤んだ黒い瞳。
  ぞくりと心臓の裏を震わせたサンダウンに、マッドは小さな、しかしサンダウンには十分聞こえ
 る声で囁く。

 「あんた、俺を抱きたいんじゃねぇの?」
 「は?」

  あまりにも直球とも言える台詞に、熱っぽいマッドの姿に胸を微かにざわつかせた事を忘れ、サ
 ンダウンはらしくもなくぽかんとした声を上げてしまった。というか、直球すぎて煽情的な空気を
 感じるよりも頭痛を覚える。もうちょっと言葉を選んだほうがいいんじゃなかろうかと、いらん心
 配までサンダウンはする。
  そんなサンダウンから眼を逸らし、マッドは酔いの所為か苦しげな息を零して呟く。

 「違うって言うのかよ…………。」

  細い指でタイを解きながら、マッドはベッドに寝転んで天井を見上げる。シャツのボタンを外し、
 露わになった喉は無防備に白い。その光景を見ていたサンダウンに、マッドは先程までのあどけな
 い笑みとは異なる挑発的な笑みを向けた。

 「てめぇ、俺を見くびってんじゃねぇの?」
 「何を………?」

  しどけなくベッドに横たわり、誘うように喉を曝してこちらを見るマッドは十分に煽情的ではあ
 るのだが、如何せん、マッドの言葉にサンダウンはついていけず、煽られるよりもまず先に疑問を
 返す。サンダウンの疑問に、マッドは答えになっていないような台詞を吐く。

 「俺はな、もてるんだよ。」

  誇るふうでもなく、ただただ淡々と吐き出された台詞に、サンダウンはそうだろうなと思う。
  顔立ちも体躯も悪くない。口調こそ荒っぽく、他人の神経を逆撫でするような言葉を平気で吐く
 が、その言葉とは裏腹に行動は酷く優しい。その立ち振る舞いに惹かれる女性は多いだろう。
  が、続いて吐き出されたマッドの言葉に、サンダウンはしばし硬直した。

 「賞金稼ぎの世界ってのは基本、男の世界で女っ気がねぇからよ。性癖云々に限らずどうしてもそ
  の手の趣向が増えるんだ。」

  もてる、というのは女に、という意味ではなく。
  だが、マッドの言葉の節々に、嫌悪は感じられない。ただ事実だけを述べていく。

 「賞金稼ぎが出入りする裏通りにはそういうを狙った男娼も大勢いるし、賞金首の中にもそういう
  眼で賞金稼ぎを見る奴がいるんだぜ。」

  それはサンダウンとて知っている。
  売られたのか、それとも自ら堕ちたのか、男の袖を引く少年達がいる事は、保安官だった頃から
 見てきた。また、賞金稼ぎを返り討ちにしてその身体を楽しむ賞金首がいる事も。
  それがお前とどんな関係が、などと問うのはあまりにも愚かだ。

 「なんでかね。俺が裏通りを歩くと客引きの餓鬼が寄ってくるんだよ。美人だからかね。」

  マッドは酷く冷静な声でそう告げた。
  だが、対照的に冷静でいられないのはサンダウンのほうだ。マッドの言葉は確実にサンダウンの
 心を侵食していく。それは続けられた台詞で更に進み。

 「駆け出しだった頃には、年嵩の賞金稼ぎに路地裏に引っ張り込まれた事もあったぜ。」

  マッド本人は異様とも言えるくらい抑揚のない声で、サンダウンの知らない過去を告げる。
  ずくり、とサンダウンの中で何かが蠢いた。先程までちくちくと感じていた心臓の熱とはまた別
 の、もっと醜いそれ。サンダウンの心境の変化を知ってか知らずか、マッドは歌うように続ける。

 「金持ち連中の中にはよ、何を勘違いしてんのかね、この俺を飼い慣らせると思ってる奴らもいて
  よ。他の賞金稼ぎならともかく、この俺を、だぜ?大金積み上げて俺を買おうとしたんだぜ。賞
  金稼ぎとしての仕事を全面的にサポートしてやるから自分の物になれってな。賞金首の中にもそ
  んなのがいたな。俺を跪かせて言いなりにしたいって奴が。ってか、特に賞金首ってそういう眼
  で俺を見る奴が結構多いんだ。」

  確かに、とサンダウンは思う。
  この、凶暴で捕える事のできない男を組み敷いて、屈服させたいという歪んだ感情を持つものは
 いるのかもしれない。そこまではいかなくとも、この男の感情を自分に向けさせたいという者は多
 いのではないか。
  そう思った瞬間、では自分はどうなのだ、という問いが身の内から突き付けられた。
  それと同時に、図ったかのようにマッドの言葉が降りかかる。

 「だから、最初にあんたとやり合った時、俺を抱きたいのかと思った。」

  ゆっくりと、再びサンダウンに向けられる視線。
  俺を殺さなかったから身体が目的なのかと思った。

  ―――馬鹿な。

  サンダウンは、自分の内から出た問いとマッドの言葉の両方に、否定の意味を込めて首を左右に
 振る。
  絶望の縁を漂っていた男が、突然降って湧いた他人を抱きたいなど思うものか。そして気配で内
 心まで分かるほどに他人でなくなった時には、その『他人』の感情は十二分にサンダウンに向いて
 いる事が証明されている。

 「でも、違ってたし。あんた、俺を放置してどっかに行っちまったし。」

  微かに笑みを含んだ声が粗末な部屋に響く。マッドのこんな声音を聞けるのは、きっと自分だけ
 だ。 
  では、それが失われたら?
  その問いこそ無意味だ。マッドがサンダウンに興味を失う瞬間。それはマッドがサンダウンの手
 によって殺される瞬間だ。マッドがサンダウンを諦め、別のものに眼を向けるなど、許せるはずが
 ない。

  ああ、とサンダウンはマッドから眼を逸らす。
  抱く抱かないという肉体的欲望以上に、サンダウンがマッドに抱く感情は浅ましく傲慢で欲深い。
  そしてマッドは―――

 「けど――――。」

  ひたり、と黒い切れ長の眼が、サンダウンを捕える。視線を逸らしていても気配で分かる。
  今、彼は――――

 「今のあんたは、俺が欲しいんだろ?」

  いっそ罪深いサンダウンの欲望に気付いている。抱く抱かないなどと生易しい言葉を止め、マッ
 ドはもっとサンダウンの欲深さを突く言葉を口にする。
  マッドは、するりとシーツの上に手を滑らせ、誘うようにそう訊いた。
  今度はサンダウンは首を左右に振らなかった。
  そんなサンダウンにマッドは小さく笑う。皮肉も嘲りもない、ただの笑顔だった。その表情に吸
 いつくようにサンダウンは扉へと向けていた足を回転させ、ベッドに横たわる男の元へ進む。

 「いつから、」

  アルコールのけだるさに身を委ねている身体に覆い被さるようにして、その赤い頬に手を添えて
 訊くと、マッドはさあ、と首を竦める。

 「ここんとこ、ずっと、あんたの俺を見る眼が、必死だったから。」

  サンダウンの心を違える事なく読み取っていた男の身体は、とても温かい。この熱が、ずっと自
 分に向けられていればいい。
  マッドを欲しいと願ったどの人間よりも欲深い願いを持っている男は、ふっと思って訊いてみた。

 「………お前を飼い慣らそうとした連中はどうなったんだ?」

  路地に引っ張り込んだ賞金稼ぎや、金で買おうとした富豪や、蹂躙しようとした賞金首は?
  ああ、とマッドは片頬を歪めていつもの皮肉な笑みを見せた。

 「賞金稼ぎと金持ちは身ぐるみ引っぺがして路上に転がしてやった。賞金首は言うまでもねぇだろ?」
 「撃ち取ったのか………。」
 「殺さずにひっ捕らえて保安官に付き出して全員縛り首だな。」

  マッドがそう言うからには本当にそうしたのだろう。男達の末路に若干の憐れみを覚えたが、同
 情してやるつもりはない。
  常にきっちりとボタンを止められているシャツに隠され、日の当らない鎖骨にサンダウンは噛み
 ついた。

 「………ッ。」

  マッドが小さく息を呑んだ事がわかる。浅く歯型のついたそこを今度は優しく舐めてやると、投
 げ出された身体がぴくんと跳ねる。酔いの所為か、マッドの身体は酷く敏感で、思った以上の反応
 を返してくる。
  びくびくと震える身体の鎖骨から首筋にかけてまでを存分に楽しんだ後、サンダウンは耳朶を舐
 めるように囁いた。

 「煽ったのはお前だ………。」

  止めてやらないと暗に言って、その間も動かしていた指先でシャツのボタンを外し、胸元を寛げ
 る。

 「ぁ………っ!」

  薄い色の突起を口に含むと、マッドは身を仰け反らせ、抵抗するかのように腕を持ち上げてサン
 ダウンの肩を掴む。

 「はぁ……、……っあ、やっ……!」

  肩に喰い込む指先を無視して、更に執拗に舌で突起を責め立ててやると、敏感な身体は抵抗する
 意思を失い、サンダウンの肩を掴んでいた手もそれに従って力が抜け、遂には耐えきれずにシーツ
 の上に落ちた。
  ぐったりとした身体を更に快楽へ引き摺り込んでやろうと愛撫する手を強めようとした時、サン
 ダウンは、はたと気付いた。
  マッドの身体から力が抜けたのはいいが、同時に耳を楽しませていた切なげな吐息も消えてしま
 っっている。
  まさか、と身を起こし、サンダウンは予想通りの光景にがっくりとした。
 ほんのりと赤く染まったマッドの瞼は穏やかに閉じられ、薄く開いた口からは規則正しい寝息が零
 れていた。
  散々人を煽るような台詞を吐いておいて、これからという時に一人勝手に寝入ってしまった賞金
 稼ぎに、5000ドルの賞金首は呆れを通り越し、珍しい事に――ただし無表情で――こめかみに青筋
 を立てて怒りを露わにした。
  尤もその怒りを向けられている本人は眠っていて、サンダウンの怒りなど知る由もない。
  溜め息を深く吐いて、このまま犯してやろうかとさえ思わせた怒りを抑え込み、サンダウンはマ
 ッドから身体を放す。
  シーツに沈む身体を見下ろし、寛げられた胸元に再度煽られそうになったが、あどけない寝顔に
 それを抑える。
  とりあえずマッドの本心がわかった。サンダウンのマッドに対する想いも伝わっていると知れた。
 それだけで、十分じゃないか。今後、この関係がどう変わっていくのか、それを楽しむのも悪くな
 い。
  思いついた考えに、口元を僅かにを緩める。
  そしてサンダウンは、マッドの唇の端に軽く口付け、踵を返し、部屋を出た。  


 


  が、この日のマッドは酔っ払い。
  記憶など、当然、曖昧で。
  サンダウンとのやり取りはおろか、自分の言った台詞もほとんど覚えていない始末で。

  次にサンダウンと対峙した時、まったくいつも通りの反応と行動――『よう』と声を掛けて決闘
 に雪崩れ 込み、負けて『馬鹿にしやがって!』と叫ぶお決まりのパターン――を取って、サンダ
 ウンの怒りを今度こそ買う事になる。